ハイブリッド車の最大のライバルとなる存在なのがクリーンディーゼル車です。

クリーンディーゼル車とは

 

3代目プリウスとアクアの大ヒットや、ホンダのフィットHVなどで一気にエコカーの主役となったハイブリッドカー。

 

ハイブリット以外のエコカーでも少し触れましたが、現在エコカーとしてハイブリッド車の驚異となる存在になりそうなのが、ディーゼル車です。

 

 

大幅に進化したディーゼル車

ディーゼル車と言えば

  • 臭い
  • 排ガス規制で長く乗れない
  • 故障が多い

などといった悪いイメージを持っている人も多いですが、最近の乗用車に搭載されているクリーンディーゼルエンジンは、従来のディーゼルエンジンよりも大幅に進化しています。

 

静寂性も高く、臭いもガソリンエンジンに比べても大差はありませんし、長く排ガス規制などに引っかからずに乗れる装備が整っています。

 

 

特に注目はマツダのSKYACTIV-D

これまでのディーゼルの常識を覆した低圧縮比のエンジンでそれまでの燃焼ムラが起こるディーゼルのネックを見事に克服してエンジンの小型化・軽量化にも成功しました。

 

これにより世界中からディーゼルエンジンの注目度が増して、低燃費でパワーもあるディーゼル車がハイブリッド中心のエコカー市場で巻き返しを狙っています。

 

 

ヨーロッパではディーゼル車が主流

日本国内ではガソリンエンジンが主流となっていて、ディーゼルといったらトラックのみのイメージも強いですが、ヨーロッパでは距離が走る人も多く、低燃費のディーゼル車が主流となっています。

 

一番シェアが多いフランスでは70%ほどのシェアを占めスタンダートな乗用車の燃料となっています。

 

現状ヨーロッパで走っているディーゼル車は日本国内では排ガス規制に引っかかり、乗れなくなるような従来のディーゼルエンジン車が多くドイツでは自動車税がガソリン車の2倍近くかかるなどの問題もありますが、環境性能が高いディーゼルエンジンが今後普及していけば今後更にディーゼル車の需要がヨーロッパでは高まっていく可能性もあります。

 

 

ディーゼル車は燃料代が安く、燃費も安定する

これまでのディーゼル車や今のディーゼル車の性能差よりも、いま注目のハイブリッドカーと最新のクリーンディーゼルではどちらがコストパフォーマンスが安いかが焦点となってきます。

 

例えば最新モデルで発売されたマツダのデミオディーゼルの場合、AT車でJCO8モードでの燃費は28,4kmで、ライバルとなるホンダのフィットHVの36.4kmやアクアの37kmを大きく下回ります。しかし燃料がディーゼル(軽油)となるので、燃料代は安くなります。

 

現状レギュラーと軽油の燃料代の差は8%~10%程度ですので、JCO8モードの燃費性能が高いハイブリッド勢の方がリードしているように見えますが、ディーゼルはブレーキを踏むことがない高速道路の走行や長く乗った時のバッテリー劣化による燃費悪化のリスクがない分、長い目で見れば決して分が悪い勝負ではありません。

 

まだまだハイブリッドもクリーンディーゼルも長期的なコストパフォーマンスは未知数な所がありますが、ディーゼル車がハイブリッドを脅かす存在となっているのは確かなことです。